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2666 (小説) : ウィキペディア日本語版
2666 (小説)

2666』( )は、2004年に死後出版されたロベルト・ボラーニョによる長編小説。
== 概要 ==
『2666』は謎の作家アルチンボルディについての批評家たちの会話に始まり、幾つかの場面と状況が異なる五部によって構成されている。複数の視点を通して、メキシコ北部のアメリカとの国境を接する街サンタ・テレサで発生した未解決の連続殺人事件が描かれ、最後には、第二次世界大戦東部戦線で起きたユダヤ人の虐殺を経て、サンタ・テレサの連続殺人事件へと再び回帰していくまでの軌跡が描かれる、という構成になっている。また2666という黙示録的な数字は、先行作群に由来する年号であり、20世紀以降の現代の退廃的な風潮を暗示するものである。
長年に渡る闘病の後、ボラーニョは最初の草案を、彼の出版者に提出した直後に肝不全でこの世を去った。その約一年後の2004年に『2666』はスペインで出版された。スペイン版では1100ページにも及ぶ大作『2666』は全五部構成であるが、『2666』は当初、五部のそれぞれを五冊の書籍として刊行するように、と彼の遺言には記されていた。しかしボラーニョにより文学的な遺言の執行人に指名されていたイグナシオ・エチェバリアは、『2666』に目を通した後、ボラーニョの遺志に反した形で一冊の書物として出版するように取りはからった。草案のうち、ボラーニョが死ぬ前に、四部と半分まではボラーニョ自身が完成させていた。
 その後、10ヶ国以上に翻訳された『2666』はボラーニョの死後2008年に、その英訳が全米批評家協会賞フィクション部門を受賞した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「2666 (小説)」の詳細全文を読む



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